噛み癖といっても、物を噛んだり人を噛んだり様々です。オヤツのガムでもないのに、一心不乱に何かを噛んでいることもあります。
子犬の頃は、比較的甘噛みが多く、成長と共になくなっていくことが多いのですが、中には成犬になっても噛み癖が治らない子もいます。これではちょっと問題ありですので、子犬の頃から噛み癖を治していく必要があります。
どうして噛むの?
犬の口は、何かを食べたり吠えたりするためのものばかりではなく、手の代わりでもあります。何でも鼻と口で確認する習性がありますので、物を噛むということは、犬にとっては当たり前のことなのです。
犬同士のケンカで噛む、甘えて噛んでしまう、餌を食べるために噛む、ストレスで噛む、確認のために噛むなど、理由は様々なのです。ただ、人間社会の中で生きていくには、噛んでも良いものと悪いものを教えていかなければ、命の危険に晒されることにもなりかねません。
家庭の中で飼われている犬が噛むのは、殆どがストレスや遊びで噛んでいるのでしょうが、ルールとしてしっかりと教えていかなければいけません。
甘噛み
子犬は歯の生え変わりの関係もあり、ムズ痒くて、なんでもかんでも噛んでしまう傾向にあります。仕方のないことかもしれませんが、細いキバでケガをすることもありますし、危ないですのでなるべくやめさせるようにしなければいけません。
噛んでもよいオモチャなどを与えて、気をそらさなければいけません。
ストレスで噛む
ストレスがたまり、家具や電気コードを噛んでしまう場合、これは困りものですね。まして電気コードだと危険極まりないので、絶対に噛ませないようにしなければいけません。コタツのコードを噛んで、感電してしまったという話を聞いたことはありませんか? 家具をかじるのも家が傷んでしまいますのでこれも絶対やめさせるべきです。
ビターアップルなどを使うのも効果がありますが、犬の苦手な臭いや味を問題の部分につけて噛まないようにするものなので、根本的な解決にはなりません。たまっているストレスを発散させてあげ、その先も極端なストレスがたまらないような環境を作っていかなければいけません。
長時間留守番をさせていてストレスがたまっている場合は、極力家にいるときにはスキンシップをとるようにし、散歩もさぼらずに連れて行ってあげましょう。休日にはドッグランで思い切り走らせてあげることもストレス発散になります。
多頭飼い
犬は元々群れる生き物です。家庭の中で1匹で飼われ、長時間の留守番で寂しい思いをしてストレスをためこんでいるのかもしれません。
自分1匹だけのときにチャイムが鳴ったり、外の物音にビクついているのかもしれません。そんなとき、多頭飼いをしていると、遊び相手もいて寂しくないのでは? と、多頭飼いをしている人もいます。
基本的なしつけがしっかりとできていて、多頭飼いのできる環境や経済力があるのであれば、それは良いことだと思います。ただ、あまりにも頭数が多いとしつけがしづらいのも事実です。
人を噛んではいけないことを教える
子犬に限らず、どんな犬でも人を噛んではいけないということをしっかりと教えていかなければいけません。
子犬の頃は甘噛み程度の犬が成犬になってもその癖が抜けず、まして、興奮して噛む犬は力加減ができません。大きなケガにつながってしまうのです。家族相手でしたらまだしも、家族以外の人や子供に噛み付いてケガをさせたら大事になってしまうのです。
では、どうやって噛んではいけないということを教えていくのでしょうか。
大型犬の場合
大型犬の噛み癖はとても危ないです。絶対にしてはいけないと、子犬の頃からしつけていかなくてはいけません。
噛み付いてきたら、ゲンコツを作って口の中に躊躇なく突っ込みましょう。もちろん『ダメ!』『いけない!』のコマンドも同時に出すようにします。
小型犬の場合
小型犬の噛み癖を治すときは、マズルコントロールをしていきます。犬は鼻をつかまれるのを嫌いますので、噛んできたら、ガッチリとマズルを手で押さえて『ダメ!』『いけない!』とコマンドを出します。(喉の奥に指を突っ込むという方法もあります)
大型犬でも小型犬でも、噛まれて叱るときにはこれらの叱り方と同時に、犬の体をひっくり返してお腹を出させます。仰向けになってお腹を出すということは、犬よりもお腹を出させた方の順位が上だということだからです。
こうして叱ることで、自分よりも順位が上なのだと判断させるのです。

