犬が喜んで飛びついてくることはよくあることです。犬にとっては愛情表現で、飼い主も飛びつかれると可愛くて仕方がないかもしれません。でも、それが許されるのは子犬の頃だけで、成犬になってからも飛びつき癖があると、大型犬の場合、大変なケガにつながることもあります。
子犬の頃から飛びつき癖を直していかなければいけません。
どうして飛びつくの?
犬は愛情表現や喜びを飛びつくことで表現しようとします。けれど、子犬の頃から飛びつくことはいけないことだと教えていかなければいけないのです。
嬉しくて嬉しくて飛びついてくる犬を見ると、飼い主は迷惑どころか喜びを感じてしまいますが、家族以外の人に飛びつくことを考えると、やはりやめさせるべきですね。
近寄る人に飛びつく
『可愛いですね』などといって近寄ってきた人に対して飛びつく場合、誉められて嬉しくない犬はいません。この場合も喜んで、嬉しくて飛びついてしまうのです。
けれど、外でこのようなことになると、相手の服を汚してしまいますし、相手が子供だと、小型犬でも簡単に突き飛ばしてしまうでしょう。
飼い主が帰宅したときや来客に飛びつく
飼い主が外から帰ってきたときや来客があったとき、嬉しくて、興奮しすぎて飛びつく場合があります。
興奮して飛びついていると、犬種的に腰の弱い犬は、腰を傷めてしまう可能性もありますので、やめさせなければいけません。
成犬になったときを考えよう
どんな犬種でも、子犬のころは小さくてコロコロフカフカしていてとても可愛らしく、どんな仕草でも飼い主はメロメロになってしまいます。まして、喜んで自分めがけて飛びついてくる行為は、目じりが下がりっぱなしの行動かもしれませんね。
でも、考えてみてください。大型犬の場合、今は小さな体でも成犬になったらどうでしょう。立ち上がると人間の背丈ほどになる子もいます。そんな大きな体の犬に飛びつかれたら……老人や子供などに限らず、簡単に転倒してしまうでしょう。はずみで大ケガをする可能性もあります。まして、犬嫌いな人に対してこの行動を起こしてしまうと、ただの転倒では済まないかもしれません。これは軽く考えてはいけない、深刻な癖なのです。
子犬の頃から、この癖は徹底的に直しましょう。
飛びつき癖のしつけ方
どうして飛びついてくるのかが分かりましたか? 嬉しさのあまり飛びついてしまうので、そのあとかまってほしいのです。……ということは? 対処法はもうお分かりですね? 無視をすればいいのです。
大喜びでかまってほしくて飛びついたのに、無視されることを嫌う犬にとっては『あれ?』と、思ってしまいます。とにかく飛びついてきたら叱るのではなく、方向を変えて背中を向けてしまいましょう。前に回りこんでまた飛びつこうとしたら、こっちもまた背中を向けます。次第に興奮がおさまってきたら、そこで初めてかまってあげましょう。
『お座り』のコマンドでちゃんと座れる子でしたら、飛びついてきたときに『お座り』をさせます。落ち着いたら撫でてあげましょう。
『お座り』で対処できない子は、やはり無視するのが一番です。
トイレトレーニングのページにも登場した友人宅のアイリッシュセッター。なんと飛びつき癖があります。立ち上がると人間の背丈と同じくらい大きいのです。
自分の大好きな人を見ると、猛突進してきて飛びつきます。飛びつかれた方はもちろん突き飛ばされて押し倒されます。そして上に乗って、顔をベロベロとこれでもかと言うほど舐めまくります。その光景を周囲の人や飼い主が一緒になって笑って見ています。子供でも容赦なくやってしまうので、犬嫌いではなくても、転ばされて泣いてしまいます。それを笑って見ている飼い主。
危ないことだと認識しておらず、愛犬が喜んでいるのだから、あなたのことが大好きなのだからという考えのようです。これは間違っている、危ないことと指摘したのですが、何がいけないことなのか、愛犬は大好きな人に甘えているだけなのにと分かってもらえませんでした。

