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しつけの基本となるものは、なんといってもアイコンタクトとコマンド(号令・命令)になります。そして、しつけに対して一貫性を持たなければいけません。
家族として迎え入れた犬にとって、新しい群れに入ったことと同じ状況になります。群れの中の決まりを守り、生きていくためには、その群れの中での良いこと、悪いことを教えていかなければいけません。
しつけは一貫性を持たせる
何が良くて何がいけないのか、一貫性を持たせなければいけません。
例えば、スリッパをいたずらして『いけない』と叱られたのに、古くなったスリッパをオモチャとして与えられると、犬は良いことなのか悪いことなのか混乱しますし、信頼も薄れてしまいます。ダメならダメという一貫した態度が、飼い主をリーダーとして認めていく道程にもなるのです。
一貫性がないと犬にとってストレスがたまることにもなります。家族の中で全員が同じ態度で、これは良い事、これは悪い事という態度を取らなければ、いくらしつけているつもりでも、無駄なことになってしまいます。
遊びとしつけの区別をつける
子犬の場合、集中できる時間はそう長くありません。気が散ってきたからといって叱ってはいけません。しつけの練習の時間を嫌がるようになってしまいます。
遊ぶときは思いっきり遊んで、しつけのトレーニングに入ったら気持ちを引き締めて対応するようにします。トレーニングは5〜15分程度で切り上げ、1日に数回行います。あまり長いと犬も飽きてしまい、言うことをきかなくなります。そして、練習を終えるときには、必ず誉めて終わるようにし、良い形で終わらせましょう。
そうすることにより、トレーニングは楽しいものだと認識するでしょう。
『よーし・よし』を教える
誉め言葉の『よーし』と『よし』を教えていきます。これを覚えると、しつけでうまくいくと、誉められていると理解します。
『よーし』は優しい口調で、『よし』はハッキリと短めに言うようにします。
言葉を認識させる
『よーし・よし』が良い言葉だと認識させるには、撫でながら声をかけてあげることです。抱きしめながらでもいいでしょう。
笑顔で顎や首周りを撫でてあげます。特に胸元を撫でると犬は落ち着きますので、『よーし・よし』と言いながらたくさん触れてあげましょう。
スキンシップを取るにも有効ですし、後々ブラッシングやシャンプーで体を触られることへの抵抗感も少なくなります。
やってはいけないこと
いくら言葉をかけながらスキンシップを取ろうとしても、いきなり上から手を出すことはやめましょう。目線より上から手が出てくると、それは犬にとって恐怖でしかありません。頭を軽く叩きながら誉める人もいますが、これも犬に圧迫感を与えてしまうのでやめましょう。
『よーし・よし』という言葉と撫でたり抱きしめたりする行為が犬の中でつながると、『よーし・よし』という言葉は良い言葉として認識できるでしょう。
『ダメ』を教える
『ダメ』を教えるのはとても大切なことです。してはいけない事、近づいてはいけない場所などを教えるのに必要なコマンドになります。
もちろん『いけない』という言葉でもいいでしょう。肝心なのは、言葉を統一させて一貫性を持たせることです。
叱るタイミングが重要
子犬であっても成犬であっても、叱るタイミングは大事です。いけないことをして時間がたってから叱っても、犬はなんで叱られているのか分かりません。叱るタイミングは、いけないことをしている最中か直後にします。
一番のタイミングはいけないことを今まさにしようとしている瞬間です。手の平を顔の前に出して、低い声で『いけない!』『ダメ!』などのコマンドを出します。叱るのはそのときだけにして、いつまでもしつこく怒るのはいけません。犬の気がそれ始め、最後には何で起こられているのか分からなくなり、あなたへの不信感へと変ってしまいます。
叱った後、その行動をやめたのであれば軽く誉めてあげます。誉めすぎることのないように注意しましょう。

